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2011年7月29日 (金)

「代替品の脅威」に苦しむ任天堂

 消費者向け製品市場においてアジア勢に劣勢を強いられるメーカーが多い中で、数少ない勝ち組企業の代表格であった任天堂。

(参考)

2009年4月16日 (木) 『マーケットインかプロダクトアウトか??』

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-b388.html

 その任天堂が苦しんでいる。2011年の第一四半期営業利益は、四半期決算を開示し始めた2004年3月期以来、初の営業赤字に転落。

 加えて、同社が自信を持って世に送り出した3D対応の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」を一万円値下げする措置を発表、ハード普及でソフトの売り上げ増を狙う戦略とは言え、苦し紛れの感は否めない。

『任天堂が通期予想を大幅下方修正、発売半年で3DS1万円値下げ』

ロイター 7月28日(木)23時54分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110728-00000218-reu-bus_all

  苦戦の原因として、「まだまだ3D対応のソフトが少ない」、「東日本大震災の影響で消費が冷え込んだ」といった声も聞かれるが、果たしてそれだけだろうか?

 過去のブログでも指摘したように、日本メーカー各社が「起死回生」の期待をもった3D動画について、消費者が本当に欲している機能であったか?

 たとえ裸眼で見られたとしても、「動画が3Dで見ることができる」ことが消費者の購買意欲をそそる決め手にならなければ、ソフトが充実したとしてもヒットは望めないだろう。

(参考)

2010年4月28日 (水) 『3Dテレビはキャズム(溝)を越えられるか?』

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/d-c55e.html

 それよりも、同社を取り巻く構造的な経営環境の変化が、「任天堂復活」の見通しを不透明なものにしている。

 すなわち、「外出先で手軽にゲームが楽しめる」競合品として、スマートフォンが急速に普及しているからだ。

 そしてそのコンテンツは、アップルやアンドロイドのアプリに加え、DeNA(モバゲー)やGREE、mixiなどSNSから提供される、(入り口段階では)無料のゲームも、大きな脅威となっている。

 「Wii」や「DS」で実現した任天堂の成功要因は、ソニーのプレイステーションが高機能、高画質路線に傾く中で、「従来ゲームをやらなかった層」を積極的に開拓することで市場を拡大したことにある。

 その任天堂が、同社の成功要因を踏襲しつつ、さらに「手軽さ」を売りにしたハードとソフトに苦しめられている構図になっている。

 したがって、同社の経営成績が振るわなかったのは、単に短期的な要因(ソフト不足、震災)だけではなく、構造的なものであるといえるだろう。

 さらに言えば、同社が提供するサービスの本質を、「ちょっとしたスキマ時間の退屈しのぎ」と定義すると、ライバルはさらに広がる。

 すなわち、ゲームに限らずWeb閲覧ができ、TwitterやFacebook、mixiなどが楽しめるケータイやスマートフォンそのものがライバルであると言える。

 これらの競合品は、マイケル・E・ポーターが提唱した「5つの競争要因分析」でいうところの「代替品」に当たり、任天堂はまさに「代替品の脅威」にさらされていると言ってよいだろう。

参考) 『5フォース分析(5つの競争要因)』

http://www.itc-sb.com/05_column/sub01.html

 果たして、任天堂は「代替品の脅威」に打ち勝つ、新たな商品・サービスを打ち出すことができるか?

 今後の同社の動きに注目していきたい。

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2011年7月25日 (月)

7/22、診断士の集い「活舞会」に参加しました。

 「活舞会」と書いて「いこまいかい」と読みます。ちなみに「いこまい」とは、「Let's Go!」のニュアンスの名古屋弁です。

 それはともかく、この「活舞会」、ちょうど私が診断士登録をした平成19年から半年に一回のペースで開催され、今回が8回目の開催となります。

 当日は、名古屋パルコ内の「クレストンホテル」にベテランから新人の診断士合わせて50名近くが集結、勉強会(講演)と懇親会を通じて、充実した時間を過ごしました。

 

 ちなみに基調講演は、この会の世話役で私が実務補修以来お世話になっている大橋英敏先生がお話しされたました。

Photo

  私が特に心に残ったのは、下記の3点。

・専門性を磨け。3秒で自分の得意分野が言えるようにせよ。

・良い仲間、良い師をみつけ、できる人と付き合え!

・人生の戦略書を立てよ。つくるひととつくらない人では、大きく差がつく。

 

 日ごろ中小企業診断士は経営者に対して、「経営計画を立てることが大切」と説いていながら、自分自身のビジョンや経営計画をしっかり策定しているかというと、そうでない者が大半です。

 かくいう私も、現状は頭の中で整理されていない状態であるのみ。講演を聞いて、単に「参考になった」というところにとどまらず、具体的にアクションを起こしてこそ、聞いた意義があるというもの。

 

 まずは自身のビジョンと戦略、さらには計画づくりから着手し、頼りにされる診断士目指して一歩一歩前進していきます!

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2011年7月20日 (水)

7月16日(水) 岐阜商工会議所「Web活用型経営革新塾」 第一クール終了!

 私が講師を務めさせていただき、3日間にわたって開催された岐阜商工会議所「Web活用型経営革新塾」の第一クール、7月16日(土)に終了しました。

  「Web活用型」と銘打ってはいましたが、この3日間のワークはすべて紙とペン(あとは頭)を使ってのもの。「Webのどのようなツールを活用するか」よりも前に、まずは「Webでどのような情報を発信するか」、これを3日間かけて徹底的に練り上げていきました。

 そもそも、このセミナーは「Webの使い方講座」ではなく「経営革新塾」。最後の時間は、この3日間で練り上げたコンテンツを、具体的にいつ「サイトリニューアル」という形で実行に移すかを、参加者の決意表明という形で発表していただきました。

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 第二クールの開催は10月1日(土)から。この期間を通じてサイトを作り上げていきたいという参加者もいましたが、半数以上は第二クール開始までにリニューアルに着手すると意気込みを語ってくれました。

  本セミナーの目的は「Webを活用しての業績の向上」。このセミナー参加を通じて、参加者のいずれの方も「新たな一歩」を踏み出してくれることを、期待しています!

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2011年7月10日 (日)

岐阜商工会議所「Web活用型経営革新塾」奮闘中!

 先日のブログでご案内した、岐阜商工会議所で開催される『Web活用型経営革新塾』、先週7月2日(土)から始まりました。

 参加者は、製造業の方から小売業、建築関連業者、さらには士業の方まで多士済々。

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 初日の午後には、岐阜市内の日本酒メーカー「白木恒助商店」の白木滋里さんから、貴重な体験談をご講演いただきました。

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 昨日7月9日(土)は、参加者それぞれが自社の「サイトコンセプト」を発表、さらにそのコンセプトに基づきトップページラフ案の作成に取り組みました。

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  講義を学ぶだけでなく、それを自分のこととして具体的に落とし込むのは至難の業。皆さん頭を抱えながらも、グループで意見を出し合い、様々な気づきを得てくれたものと思います。

 次週7月16日は、前半戦の最終日!参加者も、そして私も奮闘してWeb活用による業績向上の第一歩を踏み出しましょう!

参考) 2011年6月20日 (月) 岐阜商工会議所 『Web活用型 経営革新塾』開催!

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-4ae3.html

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2011年7月 1日 (金)

大府商工会議所「農商工連携人材育成セミナー」で講演しました。

 前々回のブログで予告した大府商工会議所主催の「農商工連携人材育成セミナー」、その第1クールが6月28日(水)、29日(木)の2日間にわたって開催されました。

 私の出番は29日の午後からだったのですが、せっかくなので午前中に予定されていた事業者訪問にも参加させていただきました。

 

 まず初めに訪問したのが、美浜町でせんべいの製造販売を行っている「有限会社 香味庵本店」さま。

 メインの商材はエビやタコなど、知多半島で採れた海産物をつかったせんべいなのですが、最近の取り組みとして、地元産の玉ねぎやあまなつ、いちごなどを混ぜ込んだ色とりどりのせんべいを開発されています。

 

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 当日は、「手づくりせんべいづくり」も体験させていただきました!

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欲張りすぎると、せんべい同士がくっついてしまいます。

これも愛嬌!

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お昼は、国の「農商工等連携」認定業者である株式会社山田屋のレストラン、「Bell(ベル)」にてお食事。

食事後は山田巌社長から、認定商品である「知多牛ビーフシチュー・ビーフカレー」開発の経緯から、知多牛の魅力、さらには事業認定にともなう支援機関のサポートなどについて、お話しいただきました。

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そして午後から、いよいよ私の出番。

私が担当したテーマは「農商工連携の先進事例」。

今までご縁があった事業者さんの中から3社をピックアップして、「農商工連携のポイント」について話をさせていただきました。

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ちなみに3社はいずれも「スイーツ」。

ちょうど「おやつ」の時間でしたので、紹介した事業者様よりサンプル品を頂戴し、受講生の方々に味わってもらいました。

みなさん、口をそろえて「おいしい!」との声。

食品については、何よりもまずは「おいしい」ことが売れるための欠かせない条件であることを、皆さんに理解していただいたと思います。

 

本セミナーは、これから7月、8月、9月にわたって、それぞれ2日間ずつ開催されるとのこと。

私も今度は受講者として参加し、いろんなことを吸収していきたいと思います!

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