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2011年1月25日 (火)

Androidタブレットで電子書籍ライフを堪能!?

今度こそは、「使える」Androidタブレットを購入してみた。

「今度こそは」というのは、昨年8月にAnroidタブレットを購入したものの、「限りなくバッタものに近い商品」を買ってしまい、結局使わずじまい、という失敗をやらかしたからだ。

詳しくは、下記ブログを参照のこと。

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/pc-0b47.html

 今回買ったのは、Camangi(カマンジ)という台湾メーカーが昨年12月に発売した7インチタブレット、『FM600』という商品。

 メーカー名だけ聞いたら、「本当に大丈夫?」と言われかねないが、きちんと日本語サイトも用意されている、れっきとした国内向け商品である。

http://www.camangi.com/jp/fm600.html

主なスペックは下記の通り。 

・CPU Qualcomm MSM7227(600MHz)

・OS Android 2.2

・メモリは512MBのROMとRAM

・液晶は7インチの800×480ドットで、静電容量方式のマルチタッチ対応

・インターフェイスは、microSDHCカードスロット、IEEE 802.11b/g無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、mini USB

・300万画素カメラ+30万画素カメラなどを搭載。

・本体サイズは179.4×110×11.05~11.25mmで、重量は380g。

同じくAndoroid2.2の7インチ液晶タブレットの代表格である「Galaxy Tab」との一番の違いとしては、「Galaxy Tab」の液晶が1,024×600ドットと、より精細である点だろう。

また、「Galaxy Tab」はFlash Player 10.1対応なのに対し、「FM600」は残念ながら非対応。

これはCPUの違い(Galaxy Tabは1GHzのS5PC110搭載)によるものらしい。

ここからは写真を交えて紹介。

外箱はこんな感じ。なかなか洗練されたパッケージだ。

P1000357

本体の周辺部はシルバーで覆われ、直線的なイメージが強い。

「Galaxy Tab」が「iPhone3」なら、「FM600」は「iPhone4」のようなイメージかな?

P1000360

こんな感じのジャケットが同梱されていた。

メチャクチャ高級感があるわけではないが、まずまずの質感。

P1000359

こんな感じでも立て掛けられる。みんなで画面を共有したい時などに便利。

P1000416

手持ちのスマートフォン「HTC Desire X06HT」と並べてみるとこんな感じ。

面積比でいうと3倍くらいの液晶サイズだ。

P1000362

同じ画像を表示させてみた。液晶の画素数が同じのため、「FM600」の方が粗く見えるのは当然だが、液晶の美しさでは、断然「HTC Desire X06HT」に軍配が上がる。

一方「FM600」の画質は、お世辞でも「美しい」とは言い難い。

このあたりのこだわりのなさが、「iPad」と大きく違う点といえる。

P1000365

「FM600」の最大の特徴は、「国内初のSIMフリー」タブレット」であるという点。

docomo、ソフトバンクモバイルに加え、日本通信(MVNO)、IIJ(MVNO)各社が提供するSIMを利用可能、とのことだ。

P1000367

今回は、販売代理店である「オフィスサンサーラ」のキャンペーンに乗っかって、日本通信製SIMフリーカード「b-mobile SIM」とのセット品を購入してみた。

http://www.sansara.co.jp/android/campain.html

「FM600」 +「b-mobile SIM 12ヶ月」は、キャンペーン価格で73,300円(税込)。

本体価格を差し引くと、月当たり通信料は約2,067円!

通信速度は上り・下りとのも300kbps超(ベストエフォート)ということで、動画を見るには全く非力だが、通常のWebページを見る分には、やや遅いが何とか許容範囲、といったところだ。

さらに「FM600」の大きな魅力の一つは、「テザリング機能」を搭載していることである。

この機能によって、「FM600」自体がルーターの代わりになり、他のWi-Fiに対応しているパソコン、スマートフォン、ゲーム機等へのネット接続がFM600を通じてできるようになり、端末ごとの通信費用が節約できる(はず)。

設定はこちらのブログを参考にさせていただいた。

http://mjrec.at.webry.info/201012/article_3.html

「FM600」のテザリング機能を有効にすると、スマートフォン「HTC Desire X06HT」側のWifi側は、確かに接続された。

P1000391

ネット接続は、ほんの少し遅くなった感じだが、こちらも許容範囲といえる。

「HTC Desire X06HT」の方が若干速く感じるのは、CPUのおかげだろうか。

ただし、「Youtube」視聴できるほどではないようだ。

P1000387

「テザリング機能」を活用しての接続の良い点として、通信大節約に加え、明らかにスマートフォン側の電池の持ちが良くなった点も挙げられる。

一方で、「FM600」側は常に電波を発しているためか、一日何も使わなくても、8割ほど消費してしまう。

今回、「電子書籍」端末としての本格利用を想定していたのだが、この点がネックになりそうだ。

ちなみに、「電子書籍」閲覧ソフトとして導入したのが、最近Android版が発売された「i文庫」。

カラーだと、画面展開に少々もたつくが、白黒ページだとサクサク動く。

P1000411

さっそく「アゴラブックス」から発売されている片山 さつきと池田 信夫の対談本『構造改革は終わらない 』を購入、読んでみた。

http://www.agora-books.com/

文庫本サイズで液晶サイズもほどほど大きく、かつ片手で持つにも苦にならない、という点では、「電子書籍端末」としては、7インチが最適であるのは間違いな。

といった感じで、Andoroid2.2を搭載した7インチタブレットとして「FM600」は、「大当たり!」とまではいかないにせよ、まずまずの機種であると言える。

あとは、いかにコンテンツが今後充実してくれるかが、このハードの活用のカギを握るといってよいだろう。

マーケットに目をやると、2010年になってメーカー(ハード)側からの「Androidタブレット端末」の発売攻勢はすごいものがある。

しかし、果たしてどこまでユーザーが購入するかはまだ未知数。

私自身もユーザーの一人として、今後はハードの充実に加え、是非ともソフト(コンテンツ)の充実に期待したいものだ。

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2011年1月16日 (日)

「雇用の優等生」トヨタに未来はあるか!?

 国内における「雇用」を巡るニュースは、厳しい話ばかり。

 そんな中、久々に明るい話題が舞い込んできた。

『トヨタ、正社員400人を採用へ 派遣から優先登用』

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/110105/biz1101051257011-n1.htm

「おぉ、さすがはトヨタ!他社とは違い、国内の雇用のことを考えてくれる!」

と手放しで喜びたいところだが、同社を巡る環境は、決して楽観視できない。

財部誠一氏が本年1月7日に寄稿したレポート、『いつまで続く、トヨタの漂流』を読んでみると、北米市場での苦戦ぶり、さらには同社の持つ「経営判断の遅さ」が目につく。

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110106/256348/?P=1

以下、抜粋。

 「2010年の米国新車販売台数は前年比11%増の1158万9千台で、5年ぶりに増加したが、GM、フォード、トヨタ、ホンダ、クライスラー、日産の大手6社中、トヨタだけが販売台数で前年割れした。」

 リコール問題が災いしたことは間違いないが、それだけが問題ではないようだ。

 「家電業界だけでなく自動車業界でも韓国メーカーの躍進は大きく、米国ではヒュンダイの価格攻勢に日本勢が相当なシェアを食われている。ある自動車ジャーナリストは米国におけるトヨタ苦戦の一因としてヒュンダイの存在をあげている。」とのこと。

 本日、『2011年は「家電王国」崩壊元年!?』といったブログを作成したが、うかうかしていると自動車産業も、韓国勢に席巻されるおそれは大いにあり、ということだ。

参考) 2011年1月16日 『2011年は「家電王国」崩壊元年!?』

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/2011-2194.html

 さらに問題を掘り下げていくと、財部氏は、「豊田章男社長の判断の遅れが、トヨタ凋落を加速化しかねない」、との懸念を示している。

 「リーマンショック後の日産の経営行動はきわめてドラスチックだった。販売台数最多のマーチの生産をタイへ切り替えたり、国内工場を北九州に集約していくなど、思いきった合理化努力がスピーディに行われている。」と述べたうえで、

 「それに対して、トヨタは工場閉鎖や人員合理化などには一切手をつけていない。それがトヨタの伝統だという見方もあるだろう。だが合理化の機会を失ってしまったという現実も見逃せない。」

 最後に同氏は、「単独決算で赤字を垂れ流しながら、合理化にも手をつけられぬうえに、豊田章男社長のリーダーシップも見えない。トヨタの漂流はいつまで続くのか。」との嘆き節で文章を締めくくっている。

 昨日の日経新聞によると、豊田章男社長は4月に中期経営計画を策定すると発表、その中で、「どうしても利益が出ないということになれば、生産拠点の移転も考えざるを得ない」と述べている。

 「極力、国内に雇用を残そう」というトヨタの姿勢は、当面の我々(特に中部地域の経済)にとってはありがたい話だ。

 しかし、自社を取り巻く経営環境を的確に察知したうえで「積極的に海外展開」するのではなく、「止むにやまれず海外移転」ということであれば、その事業展開は非常に心もとないものとなる。

 2009年6月25日の社長就任スピーチの場において、「『トヨタ丸』は嵐の中の海図なき航海に出ました。」とのスピーチを行った豊田章男社長。

 果たして現在、彼の頭の中に「海図」はあるのか?

 今後の彼の手腕に期待したい。 

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城繁幸氏に限界なし

 このブログへの投稿記事は、すでに300件を超えた。

 その中で、圧倒的な閲覧数を誇るのは、(個人的には)意外にも下記の投稿である。

2009年9月 2日 (水) 『城繁幸氏の限界』

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-e9ec.html

 そもそも、本人を除いて城繁幸氏に言及したブログ(およびサイト)が少ないことに加え、ここ最近雇用を巡る話題、特に新卒採用を巡る話題が活発になる中、同氏の知名度が飛躍的に伸びて、結果としてアクセス数が伸びたものと思われる。

 今調べてみたら、「城繁幸」の単語で検索したら、Googleでは4番目。閲覧数も伸びるはずである。

 話題に取り上げたのは、同氏の2009年9月1日付のブログ、『付加価値の低い仕事を残す努力も必要』という記事。

http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/m/200909/2

 ここで同氏は、(国内生産にこだわってきた)シャープが生産ラインの中国への移管を決定したことに対し、

 「4月頃からあちこちのインタビューで社長が表明していたことではあるが、あらためて目にすると、うーん…という印象。」と、納得しかねるような言葉で結んでいた。

 また、同記事の最後で、

 「将来景気が回復した際に、日本中のメーカーの製造ラインに再び雇用が戻ってきてくれることを祈りたい。」 と締めくくっている。

 この記事を読む限りでは、当時の城繁幸氏は「終身雇用」や「年功序列」、「新卒一括採用」などの、高度経済成長時の企業の人事制度を批判しながらも、「産業構造はそのままであって欲しい」、といった相矛盾した考えを持っていたように思える。

 しかし、これはあくまで「2009年9月現在」の城繁幸氏の考えである。私のブログを読んだかどうかは全く定かでないが、彼もまだ30代(というか私と同い年)、日々着々と成長している。

 最近の彼のブログやインタビュー記事を読むと、「終身雇用」や「年功序列」、「新卒一括採用」は問題であるとの確信をさらに高めつつ、もはや産業構造も高度経済成長時のままではありえない、との認識を有していることが理解できる。

 「城繁幸氏の限界」は過去のこと。

 「城繁幸氏に限界なし」。今後の彼の、ますますの活躍に期待したい。

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2011年は「家電王国」崩壊元年!?

 少し前の話だが、1月6日(木)から9日(日)にかけて、コンシューマ・エレクトロニクス分野では世界最大の見本市である、「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」が米国にて開催されていた。

 私は現地に行ったわけではないが、様々なレポートやコラムを読む限り、日本メーカーの存在感が薄くなり、代わって韓国や中国メーカーが台頭という現実は、ますます顕著になってきているようだ。

 たとえば、中国のPCメーカーであるLenovo(レノボ)、キーボードの装着すればWindowsのノートPC、外せばAndoriodタブレットというユニークな製品を発表して、注目を集めた。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20110111_419512.html

 台湾のPCメーカーであるASUSTek社は、CEOのジョニー・シー氏自らがプレゼンテーションし、自社の躍進ぶりや新製品である3種のタブレットをPR。

 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20110105_418041.html

 韓国のSamsung(サムスン電子)は、3Dテレビや同社のスマートフォンブランドであるGalaxyの新製品など、注目のジャンルの製品を中心にブースを展開。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20110109_419472.html

 これに対して、迎え撃つ日本勢はどうか、小寺信良氏は現地を視察したうえで、以下のような感想を述べている。

 以下、同氏のレポート『【CES】2011 CESでわかったいくつかの事実 ~ 日本はAV機器No.1の座を守れるか ~』から抜粋。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/zooma/20110113_419910.html

 「初日と2日目は、日本メーカーが多く出展するセントラルホールを中心に取材したのだが、人の流れが明らかに変わった感じがした。いつもどおりPanasonicやSONYが会場のいいポジションを締めているにも関わらず、初日はSamsungとLG電子の韓国企業ブースに人が集中していた。

 (中略) すなわち米国消費者にとってプライオリティが高いのは、もはや韓国企業であるということのようだ。」

 少なくとも、米国においては日本メーカーより韓国メーカーの存在感が高まっていることは明らかなようだ。これについて小寺氏は、以下のような分析をしている。

 「韓国メーカーは、技術的にイノベイティブな部分はそれほど多くないが、日本メーカーがやってきた数々のトライアルのおいしいところをまとめて、「要するにこういうことだろ」という製品を出して売り上げを稼いでいる。いわゆる2ちゃんねるよりも2ちゃんねるまとめサイトのほうが効率よく儲かる理屈と同じである。」

 つまり、「技術そのもの」よりも、「その技術を使っていかに市場(マーケット)に展開するか」が、勝敗の分かれ目になるということである。

 これに対して、日本メーカーはどう対抗しようとしているか?その代表選手であるパナソニックの大坪文雄社長は、インタビューでこう答えている。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/ce/20110110_419517.html

 「(サムスンやLG電子が存在感を増していることに対し)基本的な技術開発で負けたわけではないのですから、その点では悲観していない。だが、事業化、製品化の技術力に対しては強い危機感がある。」

 「韓国メーカーは、新興国だけでなく、先進国を含めて、世界中の市場のことを本当によく調べている。そういう情報に基づいた商品をうまく作る技術では、我々の上をいってしまった。」 

 技術では勝っているが、(少なくとも現時点では)事業では負けているということを、率直に認めてはいるようだ。しかし話が3Dテレビに及ぶと、また風向きが怪しくなる。

 「昨年のCESで、パナソニックは3Dテレビを発表し、それ以来、3Dテレビの画質はパナソニックが最高であるという圧倒的な評価を、各方面からいただきました。ですから、「3Dテレビの最高画質はパナソニックである」というイメージは絶対に維持しなくてはならない。」

 と、あくまで「世界最高画質」を維持し続けることを譲れない目標とした上で、

「画質の観点から、「パナソニックが出すグラスレス3Dテレビはこれだ」といえるタイミングが訪れた時こそが、当社のグラスレス3Dテレビへの参入時期。」と答えている。

 そもそも、「3Dテレビは本当に普及するのか?」という命題に対し、私は疑問を投げかけているし、前述の小寺信良氏も上記リンクのコラムで述べている。

 少なくとも、装着が煩わしくコスト負担にもなる3Dメガネを必須として、3Dテレビが普及することは考えにくい。にもかかわらず、「最高級品質を追い求め、市場投入が遅れる」という失敗を、パナソニックはおかそうとしている。

 たびたびこのブログでも紹介している書籍、「技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか」にもあるように、

 「従来は「インベンション(発明)」×「イノベーション(新価値の創出)」であった。これからは、「インベンション(発明)」×「イノベーション(新価値の創出)」×「ディフュージョン(普及)」である。」

 という考え方にのっとり事業展開を行わないと、厳しいグローバル競争下では勝ちぬいてゆけない。

 「最高品質にこだわるあまり、市場投入が遅れる」、これが要因で日本は「家電王国の座」から引きずりおろされることになってしまうのか?健闘を期待したい。

参考ブログ)

2009年8月15日 (土)  『技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか』-2

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-3593.html

ブログでは引用しなかったが、こんな刺激に満ちたレポートもあった。

『日本からテレビメーカーがなくなる日 「内外価格差」で生き延びてきた日本メーカー』

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5182 

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2011年1月 7日 (金)

「麻木久仁子」問題にみる危機対応

 新年、明けましておめでとうございます。本年も、「中小企業診断士えんさんの視点!」の愛読、よろしくお願いいたします。

 Twitter(http://twitter.com/ensan7HDversion)でのつぶやきが日常化して以来、めっきりブログの更新頻度が落ちてしまっているが、本年は週に1本を目標に、こまめな更新をしていきたい。

 という訳で、本年初の話題は「麻木久仁子」問題!

 「好きな芸能人は?」と聞かれて、常々「麻木久仁子」と答えていた私としては、彼女をめぐる最近のスキャンダルは無関心ではいられない。

 とはいうものの、このブログのタイトルは「中小企業診断士えんさんの視点!」なので、単なる芸能スキャンダルを話題に取り上げるわけにはいかない。

 そこで今回は、彼女の記者会見などのやり取りを反面教師として、「危機対応」について考えてみたい。

 「妻子ある男性と付き合った」ということ、さらにはそれを妻(大桃美代子氏)のTwitterでのつぶやきで発覚してしまった、ということは別にしても(そこが「問題だ」という意見は、至極当然だが、ここでは深入りしない)、彼女はその後の対応において、2つのミスを犯した。

 第一のミスは、初めの記者会見において、「自らの過ちは過ちとして認め、詫びるべきところは素直に詫びる」という行為を怠った、ということである。

 弁護士が付き添っての記者会見、ということから、今後の裁判での対応も想定してのことだろうか、まだ婚姻状態にある山路徹氏と大桃氏との関係を、「二人の婚姻関係は事実上破たんしていた。だから不倫には当たらない。」と、彼女は開き直ってしまった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101222-00000021-ykf-ent

 さらに第二のミスは、1回目の記者会見で適切な情報開示をせずに、あとで発覚してしまった、という点だ。

 上記リンクによると、麻木久仁子氏は本格的な交際が始まった時期について、「2006年ぐらいだと思います。」と答え、山路氏と婚姻関係にあることを明言しなかった。

 彼女は、山路氏との婚姻関係について、隠し通せるとでも思ったのだろうか?これは後知恵でも何でもなく、まったく浅はかな判断であった。

 そもそも大桃美代子氏が、すでに離婚済みであった山路徹氏の交友関係に疑念を持ったのは、彼がミャンマーで拘束された際、「本名:松本徹」と報道されたのが発端であるからだ。

http://sankei.jp.msn.com/world/asia/101109/asi1011092026009-n1.htm

 芸能記者たちが、山路徹(本名松本徹)氏と、麻木久仁子(本名松本久仁子)という、既成事実を見逃していたのもお粗末であるが、それを隠し通せると判断した麻木久仁子氏もお粗末であった。

 「赤福」の例にあるように、「最初の記者会見でのごまかしが、後になって発覚する」というのは、危機対応の観点からは非常に好ましくない。

 もしかしたら、その後の裁判を有利に進めるため、との弁護士のアドバイスがあっての対応であったかもしれない。

 しかし、初期対応(最初の記者会見)での誤りによって引き起こされたイメージダウンは、その後の彼女の仕事に間違いなくマイナスに影響した。

 「知的」でならしたテレビタレント麻木久仁子氏が、そこまで思い至らなかったというのは、かえすがえすも残念なことである。

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