EV車普及で「ガソリン車難民」発生?
EV車(電気自動車)の普及に対して、去年の8月こんなことを懸念した。
「電気自動車が普及するということは、それだけガソリン自動車の利用者が減る、ということだ。そうなると、全国各所にあるガソリンスタンドは次々と損益分岐点を割り込み、閉鎖に追い込まれる可能性が高い。そうなると、ガソリン自動車がかなりの割合が残っている段階で、社会インフラとしてのガソリンスタンドが必要十分な数を割り込んででしまうのではないか。」
「2011年には、デジタル放送終了で、デジタルチューナー付きTVに買い換えられない人たち、すなわち「地デジ難民」が続出すると言われている。自動車は、テレビよりもはるかに高額だ。20年後くらいには、生活の基本インフラとしてのガソリン車が使い物にならなくなる、「ガソリン車難民」が続出するのでは、といった懸念を今からしている(気が早すぎ?)。」
参考)2009年8月17日 (月) 『電気自動車への移行はスンナリ進むか?』
http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-e87d.html
このときには、「気が早い?」と冗談めいた表現を用いたが、「公共インフラ」としてのガソリンスタンドの減少によるトラブルは、着実に増えつつあるようだ。
毎日新聞の配信記事によると、JAF福岡支部における「09年のGW8日間(4月29日~5月6日)で、九州の高速道路での救援依頼は計538件。うち燃料切れが70件と、08年の48件から約1・5倍増。昨年度1年間では燃料切れによる救援依頼が2152件で、前年度に比べ209件増加した。」とのことである。
『<高速道路>ガソリンスタンド減でガス欠に注意 「空白地帯」最長140キロ』
5月1日11時38分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100501-00000003-maiall-bus_all
もっとも、現段階でのガソリンスタンドの現象の原因は、「EV車普及」ではまったくない。人口減少社会、ガソリンスタンドは公共交通機関のように補助金つき産業になってしまうのか?
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