« 本日の名言、いや迷言 | トップページ | 東国原知事の静かなる抵抗Ⅲ »

2010年5月24日 (月)

東国原知事の静かなる抵抗Ⅱ

 法律と言う枠組みを十分に尊重しつつも、宮崎県の、いや日本国における畜産業の「非常事態」ということを踏まえ、「超法規的措置」によってエース級種牛6頭を隔離を断行した東国原知事。

 そうした必死の努力もむなしく、そのうちの1頭の感染が発覚した。経緯から考えると、隔離を実行する前に既に感染しており、潜伏期間を経て一昨日に感染が発覚したと考えるのが妥当だろう。

 そんな東国原知事や宮崎県の関係者に対して、心ない言葉がなげかけられているようだ。本日の東国原知事のTwitterに、こんな書き込みが見られた。

 http://twitter.com/higashitiji

「種雄牛の移動についても、様々なご批判があるが、家伝法による移動禁止規定の中で、国に掛け合い、特例措置を認めて頂き、検体による入念なチェック、受け入れ地の選定や清浄化移動など、最良最善の策に全力を尽くした。しかし、忠冨士は守れなかった。本当に残念でならない。言葉も無い。」

確かに、法に特例措置や例外規定を設ければ、結果的に、その法はザル法になってしまう恐れがある。平等性の確保の問題もある。しかし、本県種雄牛・畜産の壊滅の危機なのである。本県だけで無く、本県から子牛を出荷している30を超す都道府県の問題でもあるのだ。

 東国原知事がキレてしまった例の記者会見で、挑発した記者は「知事のリーダーシップ」という言葉を用いて、しきりに「超法規的措置」を行うようけしかけている。

 しかし、「予防的殺処分」というのは、健康な牛や豚という農家の財産を侵すこと。また、「種牛だから優先的に隔離」というのは家畜伝染病予防法を犯すことにもつながりかねない。

 だからこそ東国原知事は、現行の法律を十分尊重しながらも、「非常事態」における最低限の「特例」、「超法規的措置」の実行を、国に提案していた。 

※動画の5分過ぎに注目

 

 ちなみにウィキペディアには、「移動時に既に忠富士にはよだれの症状があり、他の種牛5頭を含む周囲にウイルスをまき散らした可能性があるという」とあるが、原典を当たってみると、それが移動時なのか報道時点でなのか、判別しかねる。

『忠富士、既に症状…周囲にウイルスまき散らす?』

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100522-OYT1T00550.htm

 いずれにしても、戦争(敢えてこう表現する)が始まって1ヶ月超、ワクチン投与は半ばを過ぎたというが、殺処分対象が14万頭以上増えることとなり、まだまだ戦いは続く(そもそも、ワクチン投与で封じ込めが成功するかどうかも、まだわからない)。

 心身ともに疲弊している東国原知事、さらには県庁やJA、畜産関係者に対し、精神的に追い討ちをかけるような心ない報道は、現時点では慎んで欲しいものだ。

参考ブログ)『東国原知事の静かなる抵抗』

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-15de.html

↓「いよっ!その通り!」と思ったら、下記へのクリックお願いします。

拍手する

↓「なかなか鋭いね!」と思ったら、下記にもクリックを!

にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
にほんブログ村

『中小企業診断士えんさん』の公式サイトはこちら

http://www.kuon-manage.jp

« 本日の名言、いや迷言 | トップページ | 東国原知事の静かなる抵抗Ⅲ »

ニュース」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/187511/34842786

この記事へのトラックバック一覧です: 東国原知事の静かなる抵抗Ⅱ:

« 本日の名言、いや迷言 | トップページ | 東国原知事の静かなる抵抗Ⅲ »

フォト
2015年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ