日本を「孤立」に導く鳩山首相の大罪
今世紀最大(?)の迷言、「トラストミー」発言から約半年が経過、今月12、13日にワシントンで開催される核安全保障サミットに合わせての日米首脳会談が、ものの見事に米国によって拒絶された。
これに対して鳩山由紀夫首相は記者団に対し、「何らかの形で今の経緯を申し上げたい」と、またまた希望的発言を口にした。
これを受けて読売新聞は、『夕食会 日米首脳隣り合わせに』という記事を配信。しかし、記事によると、あくまで鳩山首相の意向を受け、非公式に意見交換する方向で日米両政府が最終調整している、とのこと。読売新聞(表題をつけたのはYahoo Japan?)も鳩山首相の影響を受けて「希望的観測」か?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100408-00000744-yom-pol
この記事の最後には、意味深なこんな文章で締めくくっている。
「首相は昨年12月にコペンハーゲンで開かれた国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)関連の晩さん会でも、隣に座ったクリントン米国務長官に、普天間移設問題の決着を翌年に先送りし、新たな移設先を検討する方針を説明。会談後、記者団に「十分に理解を頂いた」と述べ、米側に否定された経緯がある。」
こうした前科(?)があることを考えると、オバマ大統領の発言を「鳩山の勝手な解釈で捻じ曲げられてはかなわない」、と米国側が警戒することは、ごく自然なことだ。
もしも米国側の配慮によって、夕食会で「日米首脳が隣り合わせ」というのが実現したとしても、鳩山首相が「希望的観測」で都合のよい解釈を世界に発信したとしたら、今度こそ米国との関係は決定的に悪化する。
一方で、オバマ大統領とドイツや中国、ロシアなど9か国の首脳との2国間会談が予定されていると言う。鳩山個人に資質によって、わが国の国益が着実に損なわれているとしたら、これは由々しき事態といわざるを得ない。
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