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2010年3月30日 (火)

SONYは日本モノづくりの代表選手!

 先日書いたブログの続き。タイトルはもちろん皮肉をこめて。

参考ブログ)

2010年2月23日 (火) 『ものつくり敗戦』を地で行くSONYに未来はあるか?

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/sony-4a4f.html

 昨日、名古屋市内で開催されたアマチュアコンサートを、SONYのデジカメである『Cybershot DSC-HX1』を用いて動画撮影した。

 

 動画サイズは1,440×1,080ドット。フルハイビジョンの一歩手前といったところだ。帰宅後、すぐさまHDMI端子をつないで液晶テレビにつないだら、その画像の精細さにビックリ!半年ほど前に4万円弱で購入したが、これさえあれば、もはやビデオカメラは要らない。

 そんなSONYが、本年さらに驚くべきデジカメを発表した。今度はコンパクトデジカメサイズで、フルハイビジョンを実現だ。

 これにはAV(いかがわしくない方)ライターの小寺信良氏もビックリ。「いやいや、エラい時代になったものである。」という文章でコラムを締めくくっている。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/zooma/20100317_355099.html

 さすが、単体機での品質の高さにはビックリ。”ものづくり大国”日本の代表選手、SONYならではの製品である。

 しかし、SONYが強みを発揮するは、単体機まで。他との連携をまったく考慮しないダメダメ製品(敢えて言う)を発売してしまうのも、ものづくり大国”日本の代表選手、SONYならではである。

 前回のブログでも紹介したとおり、一眼デジカメの新たなトレンドになりつつある”ミラーレス一眼”分野でのSONYの新製品は、マウント系が何と独自規格というから飽きれてしまう。

 一眼デジカメのよさは、(面倒くさい点でもあるが)用途に合せてレンズを交換できること。しかも、それがメーカーを問わず交換できるオープンさである。たとえば、キヤノンの一眼レフを買ったら、レンズはキヤノン性でも良いし、シグマやタムロンなどレンズ専用メーカーの製品を選択するのもありだ。

 ちなみに私は、フォーサーズ(撮像素子が4分の3と言う意味)というマウント系のデジタル一眼(E-620)を所有しているが、この規格にはオリンパスのみならず、パナソニックとシグマが参画しており、メーカーを超えてレンズ選びが可能だ。

http://www.four-thirds.org/jp/

 ちなみに最近ブームになっているのが、さらに小型のマウント系であるマイクロフォーサーズ。パナソニックが”女流一眼”のキャッチフレーズで売り出したLUMIX G1がヒット、オリンパスが宮崎あおいを起用してのPENシリーズを発売し、女性層の開拓もあって、「コンデジは物足りないが、一眼は敷居が高い」といった層に対して、新たな市場を形成しつつある。

 このようなヒットの後追いで、SONYが”ミラーレス一眼”の新製品の発売を、本年中に予定しており、それが独自規格であることを、前回のブログで批判した。

 今回なぜ、またこの話題を取り上げたかと言うと、この新製品の開発者インタビューを見かけ、案の定「日本のものづくり」の典型的な心情を垣間見ることが出来たからだ。

『ソニーの“ミラーレス一眼”から見えてきたもの - デジカメWatch』

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/trend/20100329_357074.html

 記事によると、イメージング第3事業部事業部長の勝本徹氏はAPS-Cサイズのセンサーを採用した理由について、「何よりも画質を重視した。一眼レフと同等の高画質を実現するには、同等サイズのセンサーを用いる必要がある。またボディサイズはマイクロフォーサーズとほぼ同じレベルを達成できる」と話した、とのこと。

 要するに、マイクロフォーサーズよりも「画質が良い」ことを売りにしたい、ということ。相も変わらずの、”品質重視”、”スペック重視” である。

 この発言を受けて、このコラムの筆者(本多雅一)は、

 「実際、APS-Cでもフォーサーズでも、ボディサイズに決定的な違いは出ないだろう。しかしレンズはそうはいかない。~中略~ ミラーレスシステムの長所である軽量・コンパクトという特徴を犠牲にしてまでAPS-Cサイズにこだわることに対して、消費者がどうジャッジを下すかは予想しづらい。 」と、訝しく思っている。

 これに対して勝本氏は、「もちろん、それは判っている。それでもAPS-Cサイズのセンサーを使う事で画質を高め、実効感度を上げて撮影領域を広げることの方が重要だと思う」と、どんな質問の設定にも意見のブレはなかった、とのこと。

 どこまで行っても、”作り手本位”の発想である。果たして、一体どれだけの人が、マイクロフォーサーズの画質に不満を持つほど目が肥えて、かつ「ボディは一眼ほど大きいのはイヤ」と言うであろう?

 ましてや、レンズが結果的に大きくなってしまうのであれば、そんな層はデジタル一眼に流れてしまうのではないか?この製品は動画にも力を入れている、ということだが、それならパナソニックのGH1や、キヤノンのKiss X4など、魅力ある製品がひしめいている。

 このように、SONYが発売を予定しているミラーレス一眼は、コンデジからの移行組にとっては、オリンパスのPENシリーズやパナソニックのGシリーズほどの魅力はなく、かつ動画も撮れるデジタル一眼レフとして、すでにCANONのKISS X4という強力なライバルあるがいる中で、 決定的な強みを見出しにくい。

 なぜ、このような製品をSONYが作ってしまうのかというと、SONYはライバルは見ているものの、顧客を見ていないからである。その点、パナソニックの顧客視点はニクラシイほど上手い。このCMのように・・・。

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