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2010年3月29日 (月)

三國連太郎と木下恵介

 年度末の飲み会から帰ってきて、ふとつけたテレビ。そこには87歳を迎えた俳優、三國連太郎が出演していた。私が大好きな男優の一人である。

 私の中での彼の代表作は、強盗殺人を犯した後に地元の名士に成りあがった男を演じた内田吐夢監督の最高傑作『飢餓海峡』。

 そして緒方拳演じる連続殺人犯の父親にして、息子の妻と肉体関係を持ってしまう罪深きクリスチャンを演じた、今村昌平監督の傑作『復讐するは我にあり』である(もちろん、2作ともDVDを持っています)。

 このように三國連太郎と言えば、善悪を超越した、業(ごう)を感じさせる圧倒的な存在感が魅力の、稀有な俳優である。

 そんな彼の半生と、彼が人生の師から受け継いだものを描いたのが、NHKの新番組『こころの遺伝子』である。

http://www.nhk.or.jp/idenshi/special/index.html

 その冒頭で、彼が映画界入りするまでの半生を紹介していたが、後の三國連太郎である佐藤少年は、何と14歳から俳優になるまで、日本の内地・外地をひたすら放浪していたという。

 番組ではその詳細には触れなかったが、そこで得た様々な経験が、彼のなんとも形容しがたい存在感を生み出したのであろう。

 そこからが私にとってまったく驚きなのだが、彼を映画界に招きいれ、初対面でいきなり彼を主役に抜擢したのは、当時黒澤明と並ぶ若手監督のトップランナー、木下恵介氏だったことだ。

 木下恵介と言えば、『二十四の瞳』に代表されるように、(黒澤明とは対照的に)女性や子どもなど弱くはかない存在である者を主人公に据えることが多い映画作家である。

 そんな木下恵介監督と、六尺豊かな三國連太郎。一見、まったく結びつきそうにない間柄にみえるが、俳優経験がまったくない佐藤青年をいきなり主役に抜擢したというのだから、木下恵介監督の慧眼(けいがん)には驚くばかりである。

 今日は何のオチもなし。ただただ驚き感服したので、ブログに記録した次第である。興味のある方は、レンタルでも良いので是非上記の作品をご覧あれ。ついでに下記の書籍も読んでみなはれ(私がおススメレビュー書いています)。

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