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2009年8月 6日 (木)

マスコミの情報統制、ここに極まれり。

 最近、このブログを見ていた知人から、「えんさんって、保守派ですよね?」と尋ねられた。確かに、そのことは決して否定しないし、このブログにおいて民主党の批判をしばしば行ってきたことも間違いない。しかし、一連のブログ記事の主題は、「マスコミによる情報操作とメディアリテラシー」である。つまり、真の批判の対象は民主党ではなく、マスコミという訳だ。

 衆議院選挙の投票日が8月30日に決定し、各党がマニフェストを発表した。真っ先にマニフェストを発表し、また「次の与党」の期待が高い(?)民主党が矢面に立たされ、自民党のみならず、各界から批判が相次いだ。

 それに対する民主党鳩山代表の切り返しは、お粗末極まるもの。その事実に対して産経新聞は、「首相の比じゃない…呆れた鳩山氏のブレブレ発言」と題して、彼の総理としての資質、さらには民主等の政権担当能力に疑問を呈している。

首相の比じゃない…呆れた鳩山氏のブレブレ発言  
8月2日20時21分配信 産経新聞 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090802-00000539-san-pol

 だが、鳩山民主党に対する矛が鋭いのは産経新聞くらい。あとは民主党への批判はそこそこに、相も変らず麻生首相や細田幹事長の失言は、ここぞとばかりに取り上げる始末である。

 このように、前々からマスコミのアンチ麻生太郎・民主党応援の姿勢は気になっていたが、ここに来て、その姿勢がさらに露骨になってきている。「政策をじっくり評価して欲しい」という麻生首相・自民党の意向を無視し、いかに民主党・鳩山代表のボロが露わにならないようにするか、そうとしか思えない対応が続々と出てきている。

 新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)主催によって、麻生太郎首相(自民党総裁)と鳩山由紀夫民主党代表による党首討論が12日に開催されることが5日、決まったそうだ。それは非常に喜ばしいことなのだが、自民党が開催の条件とした「テレビの地上波でノーカット放送」の要望は、NHKと民放各局が応ぜず、最終的に同党が譲歩することで開催が決定したという。

麻生首相と鳩山氏、12日に討論=衆院選へ直接対決-民間主催

8月5日21時25分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090805-00000223-jij-pol

 前日の記事によると、「自民党がノーカット放送を求めるのは、衆院選での政権交代が現実味を帯びる中、「場面を好き勝手につまみ食いされたらたまらない」(党幹部)と、テレビ局側の対応への警戒感を強めているためだ。」と言う。これに対してNHKと民放各局が応じなかったということは、「場面を好き勝手につまみ食いしたい。」ということを、白状していることに他ならない。

自民、党首討論に難色=「ノーカット中継」条件-衆院選

8月4日17時45分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090804-00000106-jij-pol

 民主党の代表就任直後に出演した『ニュースZERO』において、村尾キャスターのツッコミにここまでタジタジだった鳩山代表。NHK及び民放各局のノーカット放送拒否には、村尾キャスター以上に鋭い麻生首相のツッコミに、タジタジとなる鳩山代表の醜態を「ノーカット放送でさらしてはマズイ」、そうした思惑が働いたとしか考えられない。 

参考動画)

http://www.youtube.com/watch?v=J3gKBBYxXyo

 さらに、「民主党のマニフェストの矛盾点を全国にさらしたくない」という、一部マスコミの姿勢が見え隠れする出来事があった。何と、テレビ朝日とTBSが民主党の要望に応じる形で、自民党に対して番組出演中のフリップ使用を禁止すると通告してきたということだ。

 以下、自民党政務調査会調査役の田村重信氏のブログから転載。

 「ことの発端は、7月19日のテレビ朝日「サンデープロジェクト」。

 自民党の細田幹事長が、民主党の財源問題や安全保障問題を図式化したフリップを使って、岡田幹事長と激しく討論した経緯がある。

 司会の田原総一郎氏も自らフリップを使って、民主党の子ども手当の問題を厳しく追及し、岡田幹事長が答えに窮し激昂するという場面があったのだ。

 政策論争を深めるために番組中にフリップを使用するのは効果的で、視聴者の理解も深まりやすい。実際、司会の田原氏は、フリップを使って説明をした細田幹事長に「いつになくわかりやすかった」と評価したこともあるのだ。~中略~

 しかし、民主党は、政策論争をしたくないようだ。
 「政権交代」のスローガンと有権者の関心を買うバラマキ政策だけで、具体的な政策論争を避けたい民主党と、政権交代を側面支援したいと考えるテレビ局側の思惑が一致した形なのではないか。

 もし民主党サイドからテレビ局に対してクレームが入り、テレビ局側が民主党の要望を飲む形で、今回のフリップ使用禁止に方針転換したとしたら、大問題である。

 こういうことでは、民主党が政権をとったならば、政権とマスメディアの関係はどのようになるのだろうか。言論の自由も、表現の自由も、すべて民主党の都合のままに規制されるということか。それを牽制するジャーナリズムはないということか。彼らが戦前の教訓を生かしきれないとしたら、日本の将来は非常に危ぶまれる。」

2009年07月24日

テレビ朝日、TBSが民主党の抗議に屈伏か?番組中のフリップ使用を禁止

http://tamtam.livedoor.biz/archives/51214087.html

 さらにおどろくことに、テレビ朝日は自民党にはフリップの持込を禁止しておきながら、田原キャスターを使って民主党の政策をフリップを使って説明していたというから、あきれてものが言えない。これに対して田村氏は、怒りを交えて記している。

 「テレビ朝日は、民主党からの要請もあって、政党のからのフリップ禁止をした。ところが、今度は、写真のように8月2日の「サンデープロジェクト」では、民主党の主張をフリップにして、田原氏が説明しているのだ。これぞ偏向報道! テレビ朝日は、民主党に肩入れすぎで、テレビの公平原則からみて、明確な放送法違反だ!これは第2の「椿事件」ではないか。」

2009年08月05日

テレビ朝日が民主党の主張をフリップにしていた

http://tamtam.livedoor.biz/archives/51224229.html

 7月13日のブログで、「マスコミが煽りに煽って国民の熱狂的な機運を盛り立てたことにより戦線拡大を後押ししてしまった先の大戦と同じ轍を、今まさに踏もうとしている、そんな不安を抱かずにはいられない。」と記したが、その不安を一層増幅させる出来事が、今まさに進行しつつある。

2009年7月13日 (月)

いつか来た道。

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-c316.html

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