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2009年5月21日 (木)

ひそかに浸透しつつある”GPS機能”の是非

 長らく、三洋電機のムービーデジカメ「Xacti」を愛用していたため(過去形なのは、静止画の画質に不満があり、結局フジのデジカメを今は持ち歩いているため)、そのライバル品(?)であるSonyの製品も気になってはいた。

 そんなSONYの縦型ビデオカメラの新製品「HDR-TG5V」が、今春発売された。 

参考記事) 【AV Watch】ソニー、世界最小/最軽量の縦型フルHDカメラ「TG5V」

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090402_80283.html

 この新製品で、個人的に余りメリットを感じなかった新たな機能がある。それは「GPS」機能である。記事によると、「付属のPC用動画閲覧/管理ソフト「Picture Motion Browser」で動画を再生する際も地図情報を参照でき、Googleマップの上に撮影ポイントを表示することも可能。」となるらしい。他機種でも、「お散歩が楽しくなる」といった表題でGPSl機能搭載デジカメの紹介がされている。

 http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0810/16/news012.html

 一部のユーザーには魅力的かもしれないが、ほとんどの人にとっては「どうだっていい機能」だ。しかし、映像機器ライターの小寺信良氏は、この機能に対して、むしろ危うさを感じていると言う。

参考記事)【小寺信良の週刊 Electric Zooma!】第415回:'09年春ビデオカメラ総決算。新技術とトレンドをチェック

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/zooma/20090520_169523.html

 小寺氏によると、「個人的にはGoogleストリートビューの問題と同様で、もう少しこの手のGPS機能の是非は、世論で揉むべきだと思っている。というのも、我々モノカキは普段から平穏無事なことばかり書いているわけではないので、うっかりジオタグが付いたままの写真を気づかずにブログにアップしたりすると、行動パターンを把握されて待ち伏せされたり、自宅や家族が危険にさらされるというリスクが生じるからである。」とのことだ。

  ライターに限らず、有名人も「GPS機能付きのデジカメで撮影した画像をブログにアップしたところ、行きつけのお店がばれてしまう」、なんて事態もあり得るのではないか。Googleのストリートビューが、プライバシー侵害の観点からずいぶん議論を呼んだが、GPS機能についても、問題が起きてからからでは遅い。小寺氏が指摘するとおり、その是非をもっと世論で揉むべきだろう。

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