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2009年1月30日 (金)

派遣切りに思う、ロストジェネレーション世代として。

 未曾有(みぞうゆう)の景気の悪化、深刻化する雇用情勢。本日、NHKでは中部地方における雇用を取り巻く状況の特番を行っていた。

 そもそも通訳やプログラマーなど、専門能力を有する分野のみで認められていた派遣社員制度。それが1999年に原則自由化され、人件費の削減と景気変動に伴う雇用の調整弁としての機能を存分に(?)発揮したのが、まさに今の状況といえよう。

 NHKの番組では、興味深い2社の事例が紹介されていた。1社は派遣社員が8割を占める企業。この会社では、本来正社員が担うべき「その人がいなくては仕事が進まない」ような職務までも派遣社員が担っており、景気悪化に伴い派遣契約を打ち切ろうにも、彼らがいないと仕事が回らず、契約を打ち切れないという事態に至っている、とのことだ。

 そこまでスキルを高め責任ある業務を担っている派遣社員は、大いに正社員化すべきと思うのだが、正社員化するかいなかに一定の指針はなく、企業のさじ加減次第というのは大いに問題あり、という気がする。このような姑息な手法で人件費を抑えつづけたい企業が、果たして競争力を有し続けるのであろうか?いくら人件費を低く抑えるといっても、中国やベトナムの人件費の安さにはとても太刀打ちできない。人件費=コストとしか考えない企業に、決して明るい未来は訪れないだろう。

 もう一つの企業は、社員を育成し成長してもらいたいとの思いで、派遣社員の正社員化を積極的に推進している事例であった。派遣の状態では受身であった社員も、正社員となれたことで仕事に対する姿勢・責任感が増していると言う。また、こうして派遣社員から正社員への道が開かれている、という実績があるということは、「頑張れば報われる」という企業姿勢が伝わり、他の派遣社員の働きぶりも違ってくるのではなかろうか。

 人材を単なるコストとみなすか、または事業をともに推進する大切なパートナーとみなすか、どちらが中長期的な繁栄を築くことができるか?数年後の2社の業績が気になるところだ。少なくとも日本全体で考えれば、後者のような企業姿勢を持つ企業が一社も増えれば、国力全体の底上げにつながるだろう。

 残念ながら、今は前者のような企業が多数を占めているといわざるを得ない。私もロスト・ジェネレーション世代の一人だが、大学卒業以来、様々な経験を積ませていただき、それなりに成長できた気がする。同世代以下の多くの人たちが、卒業後の貴重な時間を単純作業しか経験できないとすれば、彼らにとっても日本全体にとっても大きな損失である。

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2009年1月24日 (土)

悩んでいたって仕方がない!

 本年、私は年男。ずいぶん長く生きてきた、とはいはないが、今までの人生、結構色々なことがあったのは間違いない。ところで私は今まで、「ストレスで胃がキリキリと痛む」という事態にあったことがない。昨日も会食で診断士の先輩に、「お前は神経が図太い」と言われたものだ。

 神経が図太いといわれてしまえばその通りかもしれないが、くよくよ悩むくらいなら、具体的な実行策を考えて行動に起こせばよい、と考えているのは確かだ。それが結果として、ストレスで胃が痛むことがなく、「神経が図太い」と言われるゆえんかもしれない。そもそも”悩み”とは、「何らかの問題・課題に対し、具体的事項策が伴わないもの」、と定義は出来ないだろうか。

 では、自分では何ともならないものはどうすればよいか?これはイチローと松井秀樹が、まったく同じことを言っている。「自分でどうにかなるものと、どうにもならないものを峻別(区別)し、どうにもならないことはあれこれ考えない」と。 たとえば松井は、フライを補給する際に手首をとんでもない形でひねって骨折してしまったことがあったが、極力「焦っても仕方がない」と思うように努め、じっくり治療とリハビリに専念したということだ。

 今、世界の経済はとんでもない辞退に陥っており、経営者からサラリーマン、果ては就職活動の学生まで、不安にさいなまれ途方に暮れるような時代状況ではある。しかし、どうにもならないマクロ環境をあれこれと悩むのではなく、「では何をすればよいか?」と足元を見つめて、行動に起こすこと、それが一番大切なのではなかろうか。工場の稼働率を大幅に落とすため、社員に副業解禁令を出したメーカーがあったが、こんなときに目先の収入確保のためアルバイトに走るのが果たしてよいのか?または空いた時間で資格取得などの自己投資に費やすのか?こうした期間をどのように過ごしたかで、後の人生も大きく変わることだろう。

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2009年1月20日 (火)

予言的中。

少し前の記事で、

「今話題のネットブック(またはミニノート、UMPC)、割高な従来ノートPCを売りたいがため、日本メーカーは中途半端な形でしか製品を発売していない。一方、ASUSやACERなど海外勢の製品は外装やデザイン面で見る限り、本気度が違う。MDウォークマンのブランド力に過信したSONYが、時代の変わり目にはあっと言う間にアップル社のiPodにシェアを奪われたように、「日本製だから」、「ブランド力があるから」とそれにあぐらをかいていては、あっという間にシェアを奪われる」

と書いた。

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-a720.html

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-c647.html

年末商戦を終えた段階では、この予言(というほどでもないが)は、どうやら的中したようだ。

BCNランキングによると、年末商戦においてノートPCのうち、ミニノートの構成比は25.6%となり、ノートPC市場全体の4分の1を占めるに至っている。さらに興味深いのは、「ミニノート市場における国産勢の苦戦」の件だ。

「ミニノートの市場シェアを見ると、ASUSTeKが38.2%と首位を獲得。続いて、日本エイサーが29.5%となり、この2強体制は崩れていない。そして、3位には、ソーテックブランドで展開するオンキヨーが6.7%、4位には日本ヒューレット・パッカードが6.2%、5位には工人舎が4.4%で入った。

 東芝、NECもネットブック市場には参入しているが、それを下回る実績に留まっているのだ。」とのこと。まさに懸念したとおりのことが現実となっている。

 別に私は、この分野において「日本メーカー、頑張れ!」という気はない。こうした局面で大胆に舵を切れるか否か、そうした時代の匂いを感じ取る嗅覚と行動力、これも企業経営においては欠くべからざる要素である、そんな思いを強くしたニュースであった。

出典:PC Watch「大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0119/gyokai280.htm

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2009年1月 7日 (水)

多品種少量化の波

 一昨日のNHKスペシャルは、世界中でブームとなっている「回転寿司」の話題であった。

 日本の回転寿司チェーンに加え、イギリス人の仕掛け人によって、世界各国に回転寿司店が着々と増えつつあるという。イギリスの仕掛け人によると、ベルトコンベアによって寿司が目の前を通りすぎる様は、まさにエンターテインメントに見えるらしい。また、同社のシェフに言わせると、寿司は”ライスロール”とも言うべきファーストフードというコメントをしており、日本人にはない回転寿司への解釈が興味深かった。いずれにせよ、こうした寿司の世界的な普及によって、日本人だけが楽しんできた刺身など魚介類を、世界中の人々が味をしめ、価格高騰につながってしまうのではないか、との心配の種は尽きない。

 それはさておき、寿司、特に回転寿司が世界中で受け入れられている一つの要因は、”多くの種類を少しずつ楽しみたい”というニーズを、寿司、特に回転寿司が応えているからでないだろうか。

 最近、都心部を離れた地域の食品製造業や農業関係の方々との接点を持つ機会も増えたが、現在一人暮らしの私は、”単品”かつ”大量目”の製品を買うのに躊躇してしまう。単価は少し張っても、一日で食べきれる量の方がありがたいと感じてしまう。これだけ成熟した消費社会においては、殊に食に関しては、”大量のものをより安く”といった視点だけでなく、”多くの品種を少しづつ味わいたい”といった角度からのニーズを掘り起こすこ余地がまだまだあるのではないか、と番組を見ながら感じた次第である。

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