« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »

2008年2月18日 (月)

商標独占の危険性Ⅱ

以前、「おおたかの森」なる名称が一個人によって商標登録されてしまい流山市が困惑、という記事を目にし、広く共有すべき名称を、商標として独占を認めてしまうのはいかがなものか、という文章を投稿した。

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/index.html

参考記事)「おおたかの森」個人が商標登録 流山市困惑
8月14日7時50分配信 産経新聞
 流山市の新市街地として今後の発展が期待され、平成15年に地域名として命名された「おおたかの森」の名称が、市内在住の個人によって商標登録されていたことが13日、分かった。市商工課は同日、登録を知らずに商品を販売していた2業者に販売自粛を要請するとともに、市商工会などに注意喚起を行った。

また同じような事態が発生。今度は地名ではなく歴史上の人物名、「吉田松陰」だ。商標制度そのものは必要である。しかしこう言った申請を認めてしまう特許庁役人の思考回路が問題だ。公的な色合いの強い名称に対し、独占を認める危険性を十分に認識し、審査のあり方を見直してもらいたいものだ。

参考記事)貸金業者が「吉田松陰」など商標登録、萩市が異議申し立て
2月18日20時55分配信 読売新聞

 貸金などを業務とする東京の会社が「吉田松陰」「高杉晋作」「桂小五郎」という幕末の志士たちの名を商標登録していたことがわかり、3人の出身地の山口県萩市は18日、特許庁に登録取り消しを求める異議申し立てをしたと発表した。

 「遺族や3人を敬愛する郷土の人たち、国民の社会的感情を著しく損ね、公序良俗を害する」としている。

 市などによると、商標登録は2005年6月に宮城県の会社が出願。07年9月に登録の審決が下り、同年10月に商標権の名義が東京の会社に変更された。対象品目は、「吉田松陰」と「桂小五郎」が食用油脂、加工水産物などの食品、「高杉晋作」は食品に酒類や清涼飲料水も加えている。市は「人物の名声に便乗した利益取得が目的といわざるを得ない」と指摘。「歴史上の著名な人物名に関して独占排他的に権利を主張すること自体認められるべきではない」として、商標登録制度の改正も求めていくという。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080218-00000041-yom-soci

次世代DVDの勝敗を決めたのは

次世代DVDについて、東芝はオリジナル規格であるHD-DVDから撤退との報道があり、はブルーレイ勝利が事実上確定した。(もっとも、東芝は「事業方針を検討中だが、決定した事実は無い」との生命を発表はしているが、もはや流れは止められまい。)http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080217/toshiba.htm

2/17付の日経新聞によると、

「東芝は2003年に「HD」の基礎となる規格をNECと共同で提唱。基本特許を押さえ、機器販売で特許料収入を得る構想を描いた。一方のソニーは松下と早い段階から共同歩調をとり「BD」規格の採用をメーカーに呼びかけた」ことが明暗を分けたと分析している。これから市場を作り出してゆく、という時期には、今ある市場で利益の最大化を図るのではなく、市場そのものをいかに拡大してゆくかが重要である、というPLC(プロダクトライフサイクル)の原則がここでも証明された、と言える。

また、東芝陣営からは「技術では負けていない」とのコメントもあったがようだが、技術の優劣が、市場を制する十分条件ではない、ということも見逃せない事実だ。これは過去にβ(ベータ)がVHSに画質的には優れていたにもかかわらず、敗北を喫したこととも相通ずる。逆に、iPODがこれだけ支持されているは、必ずしも(狭義の)技術で他社に優れていたわけではなく、むしろデザインやインターフェイス、PCとの融和などのソフト面での優位性が重要であることが大きい。いまだ東芝は、旧態依然の「モノづくり」の発想から抜け出しきれていなかった、ということか。

個人的な所感だが、次世代DVDの勝敗を決した要因として「ネーミング」があげられるのではないだろうか。”ブルーレイ”は響きがカッコいい。いかにも次世代、という感じだ。一方、HD-DVDは、そもそもどう読んでよいのかわかない。調べてみたら、そのままエイチディーディブーディと読むらしい。言いにくい!またHDが何の略かもよくわからない。一般的にはHDはハードディスクの略だが、そうではないらしい。High Definition(高解像度)、とのこと。これまたわかりにくい!

2008年2月 4日 (月)

駅=ホッとステーション

昨日は、岐阜県大垣市スイトピアセンターにおいて、ピアニストとバイオリニストのデュオ「杉ちゃん&鉄平」コンサートを見に行った。彼らを一躍有名にした「電クラ(電車+クラシック)の融合や、「迷子の子猫ちゃん」とベートーベン「運命」の融合、「タラコ、タラコ」とブラームスの融合など、高度な演奏技術に裏打ちされた大いなるお遊びに、大いに感銘を受けた一日であった。http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20080122/CK2008012202081258.html

間に、今回彼らを招いた、地元主催者の方の挨拶があった。「楽しいショーの合間の硬い挨拶か・・・」、と初めは思ったが、非常に印象に残る話を聞くことができた。少し前、名鉄揖斐線が廃線となったが、地元の人たちは「どうせほとんど乗らないから大した事ない」と思いっていたが、電車がなくなり駅がなくなると、その周りの店もなくなり、人が集う空間がなくなってしまう。たかが駅、と思っていたが、某コンビニのキャッチコピーではないが、まさに駅は「町のホッとステーション」だったのだ。去年秋に、徳島で葉っぱビジネスを成功させた方が声を大にして言っていた、「学校がなくなると町は寂れる」、という言葉を思い出した。駅も学校も、単なる建築物ではない。「人が集う」、その空間がないと町が町でなくなってしまう、それを改めて感じた一日であった(と、言いつつ、コンサート会場に行く前には、大型ショッピングセンターでの買い物を楽しんだわけだが・・・)。

« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »

フォト
2015年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ