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2007年12月12日 (水)

タレント政治家復権

 次回の大阪府知事選に、タレント弁護士橋下徹氏の出馬が決まった。歯に着せぬ橋下氏の日ごろのコメントには、大いに賛同できるものも賛同しかねる部分もあるが、彼の政治家としての能力をここで論じるつもりはない。

 問題なのは、彼を担ぎ出した政党が、「いかに選挙に勝つか?」という安直な動機によって、候補者の選定を行なっていることが見え見えな点である。政治不信が叫ばれ、無党派層が年々増えていっている背景には、政治家・政党(およびマスコミ)が「選挙」をゴール地点と捉え、「この国のあり方」や「ビジョン」をなおざりにしていることが大きいと思われる。堀江貴文を自民党が担ぎ出したときも、自民党が真剣に保守政党としての自覚があるのか?という疑問を感じた人が多かったのではないだろうか(自分もそのうちの一人である)。

 タレント候補の乱立が続いた後、横山ノック元知事の不祥事や大橋巨泉や田嶋陽子の安直な議員辞職もあり、「タレント政治家はもうこりごり」となったはず。それが本年における東国原知事の大いなるブレイクで、また時計の針が元に戻ってしまった感がある。ここで忘れてはいけないのが、東国原知事は、選挙活動において決してTVタレントであることを一切活用せず、そこを選挙民が評価した、という点である。選挙民をバカと見ているか、成熟していると見るか、大阪府民は果たしてどちらと見られたのであろうか?

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