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2007年9月30日 (日)

Win-Winの関係Ⅱ

このブログのいくつかの記事で、「自分さえ良ければよい」よりも「Win-Win」の関係を築くことこそが、真の成功へと導く、といった趣旨のことを書いてきた。この考えに派生して、「何でもかんでも商標登録」の動きや「ネーミングライツ」を通じた独占についても、疑問を呈してきた。

最近、飲食業の経営関連書籍を読んでいるが、またここでも「Win-Win」の関係を築き、より多くの人々に繁栄をもたらす格好の事例を知ることが出来た。それは、やや古いが平成15年に発行された『飲食店[激変に勝つ!]経営法(榊芳生著)』に書いてあった、鹿児島県串木野市のマグロ料理の事例である。この本によると、マグロ漁師を経てマグロ料理店を始めた店主は、マグロを知り尽くし、通常は廃棄されるようなあらゆる端材をも活用して、様々なマグロ創作料理を開発し、好評を得ているとのことだ。この店主は、あるときマグロからだしをとった「まぐろラーメン」を開発、これも店のヒット商品となった訳だが、彼がすごいことには、この秘伝スープのレシピを周辺のラーメン店に公表してしまったのである。鹿児島県の片隅で、自分だけが栄えていても高が知れている、レシピ公開を通じて、彼は「まぐろラーメン」を串木野市の名物に育て上げよう、と考えたのである。

コンピュータのソフトウェアにおいて、「オープンソース」という考え方があるが、まさにこの事例は、「ラーメン界のオープンソースや~」(彦馬呂風に)。

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